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害獣駆除は市役所に相談できる?対応範囲と限界を解説【2026年版】

結論:市役所は相談窓口として活用できるが、駆除作業は行わない

屋根裏から物音がする、庭に見慣れない動物の糞がある――こうした害獣被害に気づいたとき、まず市役所(自治体)に相談すること自体は正しい判断です。ただし、市役所が対応できる範囲には明確な限界があります。建物内部の駆除・消毒・侵入口封鎖は市役所の対応範囲外であり、専門業者への依頼が必要です。この記事では、市役所への相談方法と、自治体と専門業者それぞれの役割を整理します。


市役所(自治体)が対応してくれること

自治体の対応は主に以下の範囲に限られます。対応内容は自治体によって異なりますが、一般的な傾向をまとめました。

対応内容 詳細 対応する自治体の割合
目撃情報の受付 出没場所・日時を記録し、地域の被害状況を把握する ほぼすべて
害獣の種類の判別相談 糞の写真や足音の特徴から害獣の種類を推定する 多い
捕獲器の貸出 箱わなを無料で貸し出す(特にアライグマ・ハクビシン向け) 約半数
専門業者の紹介 地域の害獣駆除業者のリストを提供する 多い
特定外来生物の捕獲許可手続き アライグマ等の捕獲に必要な行政手続きを案内する ほぼすべて
農作物被害への補助金 農業者向けの防除対策補助金の案内 農村部の自治体

捕獲器の貸出について

捕獲器を貸してくれる自治体では、以下の流れが一般的です。

  1. 市役所の担当課(環境課・農林課など)に電話で相談
  2. 害獣の種類・被害状況を伝える
  3. 捕獲器(箱わな)を借り受ける(無料の場合が多い)
  4. 自宅の敷地内に設置する(設置は自分で行う場合が多い)
  5. 捕獲できた場合は市役所に連絡し、回収してもらう

注意点:捕獲器の設置は自分で行う必要がある場合がほとんどです。また、アライグマは特定外来生物のため、捕獲後の処分は自治体が行いますが、ハクビシンやタヌキなどは「鳥獣保護管理法」に基づく許可が別途必要な場合があります。


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市役所では対応できないこと

市役所は「害獣の駆除業者」ではありません。 以下の作業は自治体の対応範囲外であり、専門業者への依頼が必要です。

対応できないこと 理由
屋根裏・床下からの追い出し作業 建物内部への立ち入り作業は専門技術が必要
侵入口の封鎖工事 建築工事に該当し、自治体の業務範囲外
糞尿の清掃・消毒 衛生処理の専門技術・資材が必要
断熱材の交換 リフォーム工事に該当
再発防止のための継続的な対策 保証付きの施工は民間業者の領域
緊急対応(夜間・休日) 自治体は平日日中のみ対応が基本

つまり、「建物の外」で害獣を捕獲することは自治体が手助けできますが、「建物の中」の問題解決は専門業者の領域です。


市役所への相談の流れ

ステップ1:担当課を確認する

害獣対応の担当課は自治体によって名称が異なります。電話の際は以下のように伝えるとスムーズです。

「害獣被害について相談したいのですが、担当の課をお願いします」

よくある担当課名:環境課・環境保全課・農林課・農政課・生活環境課・有害鳥獣対策室

ステップ2:被害状況を伝える

以下の情報を整理してから電話すると、対応がスムーズになります。

  • 害獣の種類(わからなければ「屋根裏から動物の音がする」等の症状でOK)
  • 被害の場所(屋根裏・床下・庭・畑など)
  • いつから被害があるか
  • 糞や足跡の写真(あれば)
  • 住所(対応エリアの確認のため)

ステップ3:自治体の対応を確認する

自治体によって対応が大きく異なるため、以下を確認しましょう。

  • 捕獲器の貸出は可能か
  • 捕獲後の回収・処分はしてもらえるか
  • 専門業者のリストはあるか
  • 補助金・助成制度はあるか

自治体と専門業者の使い分け

市役所に相談すべきケース

  • 庭や畑に害獣が出没している(建物への侵入はまだない)
  • 害獣の種類がわからない
  • 捕獲器を借りて自分で対処したい
  • 農作物被害への補助金について知りたい
  • アライグマの捕獲許可手続きが必要

専門業者に依頼すべきケース

  • 屋根裏・天井裏で物音がする(すでに建物内に侵入している)
  • 糞尿の臭いがする(衛生的な清掃・消毒が必要)
  • 被害が長期間続いている(断熱材交換が必要な可能性)
  • 夜間・休日に緊急対応が必要
  • 確実に再発を防ぎたい(侵入口封鎖・保証付き施工が必要)

ポイント:まず市役所に相談して状況を把握し、建物内部の対応が必要であれば専門業者に依頼する、という「市役所→業者」の順序が最も効率的です。


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主要都市の害獣相談窓口一覧

都道府県 主要都市 担当課 連絡先
埼玉県 さいたま市 環境共生課 048-829-1332
埼玉県 川口市 環境総務課 048-228-5320
埼玉県 春日部市 環境政策課 048-736-1111
神奈川県 横浜市 動物適正飼育推進課 045-671-2473
神奈川県 川崎市 環境対策課 044-200-2518
千葉県 千葉市 環境保全課 043-245-5195
大阪府 大阪市 動物管理センター 06-6978-7710
兵庫県 神戸市 鳥獣対策課 078-322-6469
福岡県 福岡市 動物愛護管理センター 092-691-0131
熊本県 熊本市 農業支援課 096-328-2384

※上記は2026年5月時点の情報です。担当課の名称・電話番号は変更されている場合があります。お住まいの自治体の公式サイトで最新情報をご確認ください。


よくある質問(FAQ)

Q. 害獣駆除を市役所に頼めば無料で対応してもらえますか?

市役所は捕獲器の貸出や相談対応は無料で行いますが、建物内部の駆除・消毒・封鎖工事は対応していません。これらの作業は専門業者への有料依頼が必要です。一部の自治体では農業被害に対する補助金制度がありますが、住宅被害への直接的な補助金は多くの自治体で設けられていません。

Q. アライグマを見つけたら市役所と業者どちらに連絡すべきですか?

アライグマは特定外来生物に指定されているため、まず市役所に連絡して状況を報告するのが正しい対応です。庭で見かけた程度なら市役所の捕獲器で対処できる場合もあります。ただし、すでに屋根裏に住み着いている場合は、追い出し・封鎖・消毒が必要になるため、市役所への報告と並行して専門業者にも相談してください。

Q. 市役所の対応が遅い場合はどうすればいいですか?

自治体の害獣対応は人員が限られており、特に春〜秋の繁殖期は相談が殺到して対応が遅れることがあります。被害が進行している場合(屋根裏で物音がする・糞尿の臭いがする等)は、市役所の対応を待たずに専門業者の無料見積もりを並行して依頼することをおすすめします。被害は時間とともに拡大し、費用も増加します。


最終更新:2026年5月24日

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